ご無沙汰しております! 皆さまの健康を願う食彩ダイニング紅独楽のオーナーことベニマスです♪😊
毎年の課題ですが、確定申告の資料のまとめと申告書作成に時間を裂かれてブログの更新が滞ってしまいました。 特に今年は『インボイス制度』の導入で、申告内容も複雑に成り、手間取ってしまいました、、 申し訳ありません(-_-;)
さて久々のブログですが、最近は気候の寒暖差も激しく一部では麻疹等の感染者も増加しているようです。 感染者が増えているのは、寒暖差やその他の身体的ストレス等を原因とするものや栄養不足等に依る免疫力の低下が考えられます。
今回はそのうちの栄養不足について考察していこうと思います♪😊
皆さま、栄養不足とはどういう状態のことだとお考えでしょうか?🤔
国連食糧農業機関(FAO)では栄養不足を、「十分な食料、すなわち、健康的で活動的な生活を送るために十分な食物エネルギー量を継続的に入手することができないこと」としています。
また、栄養失調とはからだに必要なエネルギーやタンパク質、ビタミンなどが不足した状態ともいわれています。
この様に書かれていると、栄養素とは糖質、脂質、タンパク質等の三大栄養素やビタミン類の事であって、ある程度のカロリー(エネルギー)を産み出す食品を摂る事で栄養不足は防げると思いがちですが、実はソコに落とし穴🕳️があるのです。
皆さま、3大栄養素は小学校の給食の献立表等で馴染みがあると思いますが、5大栄養素をご存知でしょうか?
『5大栄養素』とは、3大栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂質)にビタミン、ミネラル(無機物)を加えたものです。
先程の栄養不足や栄養失調の定義文を見ると、エネルギー不足やそのエネルギーの元となる三大栄養素やその栄養素を分解してエネルギーに変えてくれるビタミンの不足こそが栄養不足や栄養失調なのだと考えがちですが、5大栄養素を改めて見ると、大切なものが抜けていますね、、
そうなんです‼️ その大切なものが『ミネラル』なんです‼️
皆さまが思い浮かべるミネラルはどの様なものがありますか?
巷でよく耳にするのが、怒りっぽい人にカルシウムが足りていない…とか、貧血気味の人に鉄分が足りていない…というものがありますね、、
何故そう言われているのか?はのちほど説明するとして、それらのミネラルですが、実は何かが足りていないといわれても、その足りていないといわれてもいるミネラルだけを大量に摂っても無駄になってしまいます。
どういう事かというと、ミネラルはバランスが大切なものなのです。 例えばカルシウムですが、カルシウムだけを大量に摂ってもそのカルシウムの持つ作用と関連して作用するマグネシウムが不足していると、そのバランス上過剰な分のカルシウムは尿等で体外に排出されてしまいます。しかも、摂りすぎたカルシウムと一緒に兄弟ミネラルのマグネシウムもみち連れで排出されてしまいます。
カルシウムとマグネシウムの適正バランスはおおよそカルシウム2に対してマグネシウム1といわれています。
また、カルシウムとリンのバランスは1:1といわれています。
カルシウム補給の代表として皆さまが認識している(或いは小学校時代からそのように教わっている)であろうものに、牛乳がありますね、、
実は、牛乳にはカルシウムももちろん多く含まれていますが、リンも含まれていて、そのバランスは、カルシウム1に対してリンが0.8と理想的なバランスといわれています。但し、欧米人に比べ、日本人には牛乳🥛に含まれる乳糖(ラクトース)を分解する酵素(ラクターゼ)が少ない方も多く、大人になると更に減少する傾向にあるため、牛乳を飲んでお腹がゴロゴロしたり下痢気味になる(乳糖不耐症の)方も少なからずいます。そのような方はヨーグルトかチーズ🧀(発酵段階で乳糖が半分ほど分解されている)から摂取した方が良いかも知れませんね🤔
リンはカルシウム1に対しておおよそ同量が必要なのですが、インスタント麺やハム・ソーセージ類、ベーコン🥓や肉🍖等の加工食品にも多く含まれていて、日常的にそのような物を沢山食べている方はリンが過剰になり、バランスをとるためにカルシウムの貯蔵庫である骨からカルシウムを奪い骨粗鬆症やカルシウム不足による様々な身体の不調のもとに成りますので、出来る限りカルシウムを多く含む食品を積極的に摂る必要があります。食品から摂取するのが難しい場合はサプリメントを活用すると良いでしょう。カルシウムサプリメントの多くは兄弟ミネラルのマグネシウムも適度なバランスで含まれています♪
前置きが長くなりましたが、巷でビタミンやミネラルの不足..という話を聞くなかであまりマグネシウム不足というワードを聞いたことがない方も多いと思います。
実は、昔ながらの日本人の食生活でマグネシウムが不足することはあまりありませんでした。玄米や大豆製品(豆腐、油揚げ、味噌や醤油等)その他の豆類、海藻類、大根やほうれん草、きのこ類、いも類、海で育つ魚介類にはマグネシウムが豊富に含まれています。
これらの食材を観ると、昔ながらの日本食を想像出来ると思います。そうなんです、日本人の食生活が欧米化するに伴って、普通の食事から摂取出来ていたマグネシウムの量も減っていってしまったのです。またまた、マグネシウムはストレスを受けると消耗することも判っていて、現代のストレス社会の影響も少なくありません✋
先ほどの、「カルシウム不足でイライラして怒りっぽくなる」の件ですが、カルシウム不足とイライラの関連性は報告されておらず、不足したカルシウムは骨から抽出されて一定の血中濃度を保つのでこれは俗説の様ですが、カルシウムは脳の興奮を抑える働きがあるので⇒イライラを抑える=不足すると怒りっぽくなる..という風説が広まったのかと思います☺️
また、ストレスを受けるとマグネシウムは尿中に放出されてしまうのですが、同時にカルシウムも放出されてしまうようです。ですから、カルシウムが足りなくてストレス反応(イライラや起こりっぽさ)が出るのではなく、ストレス掛かるとカルシウムやマグネシウムが放出されて不足する..が正解🙆ということですね、、😉
そしてマグネシウムが不足するとメンタル不調が起こるのですが、マグネシウムは『坑ストレスミネラル』と言われ幸せホルモンであるセロトニンの分泌を促し、心の不安や緊張感を軽減し、ストレスを減らしてくれます。なので、カルシウムではなくマグネシウムが不足するとイライラして怒りっぽくなる..が説としては正しいのかも知れませんね🤔
更にマグネシウムが不足するとヤル気ホルモンであるドーパミンの分泌も減らしてしまいます。ヤル気や満足感を感じにくくなると共に精神安定に関係するセロトニンも不足するので、メンタル不調になるのですが、酷くなるとうつに移行します。
その他のマグネシウム不足による身体の不調には、定期的に甘いものを欲する、低カルシウム血症、骨粗鬆症、心疾患、筋肉の痙攣、こむら返り、まぶたのピクピク、神経・精神疾患、不整脈、食欲不振、下痢、便秘等と多岐にわたります。
そしてマグネシウムは全ての細胞や骨に広く存在しており、300種類以上もの酵素反応に関連して作用しているといわれています。
これらのことからも、マグネシウム不足を防ぐことはその他の栄養素と比べても最も重要な健康管理であると言えるかも知れませんね…
少し長くなりましたので、本日はこの辺りでまとめたいと思います。
【本日のまとめ】
- 栄養不足とはエネルギー不足ではなく、ビタミンやミネラルを加えた5大栄養素に不足がある状態のことである
- ミネラルはバランスが大切であり、そのバランスを崩すと関連したミネラルがバランスを整えようとする作用で体から失われることがある
- カルシウムが不足するとイライラするのではなくて、ストレスを感じるとカルシウムやマグネシウムが消耗する
- マグネシウムは坑ストレスミネラルと言われ、マグネシウムが不足するとイライラやメンタル不調が起こる
- マグネシウム不足で起こる体調不良は多岐にわたり、マグネシウムは300種類もの酵素反応に関連して働いている
久々の投稿でしたが、少し話が長くなってしまいました(^_^;)
最後までお付き合い頂き有り難うございました‼️🙇
次回は、健康な心と身体づくりに大切なマグネシウムを多く含む食品や効率の良いマグネシウムの摂り入れ方等を考察して行きたいと思います♪😉